こんにちは。行政書士法人IMSの伊東です。
今回はVABTCカードの新規交付申請についてご案内します。
申請をオンラインで行い、求められている書類のファイルをアップロードすると受付番号と氏名が記入された手数料納付書が発行されますので、プリントアウトし、署名後に外務省に郵送します。

◎必要書類 

  • 顔写真 
  • 縦横比4×3の比率、縦600×横450ピクセル(推奨)
  • 旅券の身分事項ページ
  • 在職証明書 ※発行から3か月以内
  • 所属先企業の登記事項証明書 ※発行から3か月以内
  • 貿易・海外投資の実績を示す文書 ※過去1年間又は直近の決算期における貿易又は海外投資を行った実績を示すもの
  • 事業内容に関する資料 ※事業報告書、会社の業務概況報告、会社案内(パンフレット)
  • 収入印紙(13,000円分)

◎提出書類の一部省略

  (1)在職証明書→ABAC委員、ABAC代理委員、ABAC委員補佐
    ※ABAC(APECビジネス諮問委員会: APEC Business Advisory Council) APEC 21カ国・  
     地域のビジネス界の代表(各国・地域よりそれぞれ最多3名)からなる、APEC首脳に対
     する唯一の公式民間諮問団体 
     https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/abac/index.html

  (2)所属先企業の登記事項証明書
    ① ABAC委員、ABAC代理委員、ABAC委員補佐
    ② 日本経済団体連合会、日本商工会議所、経済同友会又は関西経済連合会に所属している   
    ③ 四季報などからその存在が確認できる

  (3)貿易・海外投資の実績を示す文書
    ①ABAC委員、ABAC代理委員、ABAC委員補佐
    ②日本経済団体連合会、日本商工会議所、経済同友会又は関西経済連合会に所属している
     災害復興活動で貿易関連事業を行う者
    ③直近1年以内に申請歴がある、AEO事業者に承認又は認定されている
     ※AEO事業者
      貨物のセキュリティ管理と法令遵守(コンプライアンス)の体制が整備された事業者
      に対し、税関が承認・認定し、税関手続の緩和・簡素化策を提供するAEO(Authorized
      Economic Operator)制度で認定されている事象者
      https://www.customs.go.jp/zeikan/seido/kaizen.htm

  (4)業務内容に関する資料
    ①ABAC委員、ABAC代理委員、ABAC委員補佐
    ②直近1年以内に申請歴がある、AEO事業者に承認又は認定されている
    ③事業報告書、会社の業務概況報告、会社案内等の関連資料がホームページに掲載されて  
     いる

◎審査期間
各国で承認していくため、日本側で審査の短縮を依頼することはできません。6カ月と案内されていますが、現在は1年を要しています。VABTCとなり、カード発行、郵送の手続きが省略されるため、期間の短縮が見込まれています。

◎パスポートの残存期間
ABTCはパスポートに紐づいて承認されるため、パスポートを更新し番号が変更した場合には、変更前に取得したABTCを使用することができなくなります。また、審査期間が数カ月に渡ることもあり、入国のために一定のパスポートの残存有効期間を求めている国(3~6ヶ月以上の国が多い)もあるため、十分な残存期間のあるパスポートで申請を行う必要があります。パスポートの切替申請は残存有効期間が1年未満となった場合に行うことができます。申請前にパスポートの残存有効期間を確認してください。

また、ABTCを取得した後にパスポートを更新した場合には、再交付・新規申請のいずれかを行うことになります。再交付の場合はABTCを初回交付から5年間の残存期間で許可されます。例えば、2023年5月に交付を受けた場合で2024年5月にパスポートを更新し、再交付を受ける場合には、2028年5月までの残存期間です。新規申請であれば新たに5年間で許可されます。