ビザの面接といえば、アメリカに長期滞在(3ヶ月以上)したいと思っている方には避けて通れない、アメリカ渡航前の最後にして最大の準備です。万が一、ビザの発行が遅れてしまったり、発行出来なかったりすれば、その後の予定やかかってくる費用はすべて自己責任で処理しなければなりません。それだけ重要であるビザ面接をクリアするためには、入念な準備、そしてスケジュールの把握が大切です。今回は「アメリカビザ面接の必勝法」と称して、特に面接前のスケジュールや知っておきたいことを中心に、実際に経験を基に「面接前に知っておきたいこと」を紹介します。

アメリカビザは何日前から予約できるか?

アメリカビザ申請の予約は、基本的にいつでも可能です。しかし、申請するために必要な書類があり、さらに取得するビザごとに書類が異なりますので、それらの書類をきちんと用意できる日程で予約しましょう。もし、面接予定日に書類が間に合わなければ、面接日の変更をしなければなりません。その変更も回数制限がありますので、できるだけ確実に面接ができる日を設定したいものです。また、予約がいつでも可能だからといって、渡航予定日ギリギリの面接予約は避けましょう。それは、面接で必ずビザ発行許可が下りる保証はなく、仮にビザ発行許可が下りても実際の発行には約7日かかるためです。逆にもし、審査に落ちた場合は再度予約をする必要があるため、すぐに再面接もできません。 アメリカビザの面接は早め早めに進めて、渡航3ヶ月前までに完了するように準備をするのがおすすめです。

面接予約の方法は?

米国大使館での面接予約ができない。というお問い合わせを多くいただきます。こういった場合、どうすればいいのでしょうか。面接予約ができない場合は主に次の2パターンが考えられます。

1. ビザ面接システムの不具合の場合。

2. 面接希望日の予約が埋まっている場合。

「ビザ面接システムの不具合」は、ビザ申請料金を払っているのに予約が不可の場合や、システム上で「面接予約できる日がない」などのエラーが表示された場合が該当します。続いて2.の面接希望日の予約が埋まっている場合は、面接場所を変えてみるのもひとつの手です。全国に5箇所(東京、大阪、那覇、札幌、福岡)ありますので、近い会場から予約状況を確認してみましょう。ビザを再度申請するよりは費用や時間が節約できる場合も多いはずです。東京と大阪会場が、比較的予約を取りやすいと思います。

ビザ面接の予約状況確認方法は?

面接の予約状況は、申請料金と面接予約のための「プロファイル作成ページ」で確認できます。※面接の予約状況確認には、ビザ申請費用支払い証明となる「レシート番号」が必要になります。予約状況の確認手順ですが、こちらのURLにアクセスします。次に 登録したEメールとパスワードを入力、「Privacy Policy」の横にチェック、最後に認証ボックスに表示された文字を入力してログインボタンを押します。 そして、マイダッシュボードにジャンプします。ここで予約状況アイコンが表示されます。以上のプロセスを踏んで、マイダッシュボードから予約状況を確認できます。ビザ申請料金を支払っていない場合は確認ができませんので注意してください。また、面接予約日を変更したい場合は変更回数に制限があるので注意しましょう。予約を3回以上変更するか、予定した面接を受けなかった場合には、再度ビザ申請料金を支払わなければなりません。ビザ申請料金がかかるほか、面倒な手続きを再度行わなければいけませんので、こちらも併せて注意が必要です。

アメリカ大使館ビザ面接の所要時間は?

面接時間は5分程度と短いですが、入場するまでの手荷物検査や、会場内での待ち時間は1~3時間ほどかかりますので、長時間拘束されることは覚悟してください。待ち時間のためにも本などを持っていくとよいでしょう。当日必要な「面接予約確認書」には時間が記載されていますが、これは面接開始時間ではありません。「その時間から入場できますよ」という時間になります。もし、この時間に遅れてしまっても入場できることがほとんどですが、あまりにも遅れるのは面接不可となる可能性もあるので注意してください。遅れたとしても15分以内には会場に到着するように準備して、不測の事態に備えられるようにしましょう。

アメリカビザ申請が却下されたら?

ビザ申請の結果合否は、その場で面接官から言い渡されます。その結果、却下された場合は日を改めて再度面接にチャレンジする必要があります。また、規則上ビザ申請からやり直して、再度料金も払う必要があります。ビザの再申請は1度目と同じようにシステム上で行って面接日を予約するだけですが、一度落ちてしまったということで追加準備をしなければ、同じ結果になる可能性が非常に高いです。このビザ申請が却下される理由ですが、ほとんどのケースが「申請者がアメリカに移住する可能性がある」と疑われるケースが多いようです。具体的に言えば、1.アメリカで就職をしようとしている。2.アメリカで結婚しようとしている。3.アメリカで不法に滞在しようとしている。などの疑いがかけられています。面接官達はアメリカの代表として「すべての訪問者はアメリカに移住しようとしている」とみなして審査していますので、日本に戻ってくることを強調し過ぎるくらいで伝える意識を持って再面接に臨んでください。