こんにちは。行政書士法人IMSの岩谷です。
いよいよ日本のワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)が使用可能になりました。まだ、使用できる国は少ないですが、これから増えて行くだろうと思っています。7月21日時点で日本のワクチン接種証明書の使用可能な国は以下外務省ページをご確認ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/certificationlist.html

さて、先週も企業や教育機関の関係者様、個人の方から、たくさんのお問い合わせをいただきまして、本当にありがとうございます。また、ご依頼までいただいた方には、感謝申し上げます。

今回は、永住申請をしたが不許可されて再申請を検討中とのことでお問い合わせいただいた方の事案について、その「不許可理由」というものについてご説明したいと思います。

今回お問い合わせいただいた方のように、永住申請で不許可される方は、大勢いらっしゃいます。その不許可理由はそれぞれですが、永住申請が不許可されると、まず入管から茶色い封筒で不許可通知書が届きます。その通知書の内容は、大概以下2つのパターンになります。
※永住申請後に、入管から茶色い封筒が届いた場合、必ずしも不許可通知書ではありませんのでご注意下さい。追加の書類を求める「追加資料提出通知書」も茶色い封筒で届きますので、開封して確認してください。

①出入国管理及び難民認定法第22条第2項第〇号に適合すると認められません。
②あなたのこれまでの在留実績からみて、出入国管理及び難民認定法第22条第2項本文の要件に適合すると認められません。
※詳しい条文の内容については、割愛させていただきます。「入管法」と検索してご確認ください。

上記のような内容で不許可が通知されても、一般の方は、何で不許可になったのかその理由はさっぱり分かりません。ですので、入管から不許可通知書が届いた際は、必ず入管に行ってその不許可理由を聞き、具体的にどのような理由によって不許可されたかを把握する必要があります。

再申請を検討するに当たっては、この不許可理由の把握が必要不可欠です。つまり、不許可理由の内容によって、すぐに再申請が可能か、それとも数年待つ必要があるか等の判断が可能になるのです。

以前お問い合わせいただいた方は、永住申請が3回も不許可されたそうですが、前2回の不許可について、それぞれ不許可理由を把握せずに再申請して不許可されたようです。それもそのはずです。不許可されたのに、不許可理由を分からないままでは、何回再申請しても許可されることはありません。

日本語が下手だから聞けない、不許可されたから今持っているビザに影響があるのではないか等の心配で、不許可理由を聞きに行けない方もいるようですが、そんな心配は要りません。入管で不許可理由を聞く際は、行政書士等の同行が可能ですので、お一人で聞きに行くのがご心配な方は、是非弊社にご連絡ください。また、永住申請が不許可されたからといって、今持っているビザに影響はありません。もちろん、在留資格の取消事由や退去強制事由がある場合は除きます。

以上のように、永住申請が不許可された場合、まずその不許可理由を把握しておくことを忘れないでください。そして、不許可されたからといって、永住申請を諦めないでください。 弊社では、入管での不許可理由聴取の同行サービスも承っております。また、不許可からの再申請についてもサポートしておりますので、不許可でお悩みの方は、是非弊社にご連絡ください。

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