こんにちは。行政書士法人IMSの松井です。

こちらのサイトでも既にご案内のとおり、日本時間2024年11月27日より日本がグローバルエントリープログラムの公式パートナー国となり、米国永住権をお持ちでない日本国籍の方の申請につきましても、プロモーションコードなしで申請できるようになりました。

本プログラム再開後、早速多くのお問い合わせを頂戴しており、また、IMSでは既に申請も行っておりますので、本日はこの新たなグローバルエントリーの更なる詳細を最新情報とともにお伝えいたします。

グローバルエントリー専用レーンがある空港では、米国入国時、 グローバルエントリーのKIOSK(機械)を使用し、入国審査を受けることができます。まずはグローバルエントリーはどういうものか?を手っ取り早くご理解いただくため、こちらのCBP公式動画をご視聴なさってみてください。

下記は良くあるお問い合わせです。

誰が申請できるのか?

日本人の場合、申請資格は下記のみです。

・14歳以上で有罪判決歴がないこと

・18歳未満の申請者は親または合法的な保護者の同意があること

・機械読み取り式のパスポートを所持していること

ESTA渡米でも利用できるのか?

グローバルエントリーはESTA渡米でも利用可能です。頻繁な渡米が必要な方には特におすすめいたします。

どのビザでも利用できるのか?

申請資格としてはどのビザでも利用可能ですが、F、M、Jビザでのご利用はおすすめしておりません。FビザおよびMビザはI-20、JビザはDS-2019にて滞在期限が管理されておりますが、現時点ではグローバルエントリーはSEVISとは連携がなされていないため、これらのビザをお持ちの方がグローバルエントリーで入国しようとするとシステム上、ESTA渡米と誤認される恐れがあります。実際に多くの大学で留学生はグローバルエントリーを使用しないように注意喚起しております。例えば、ハーバード大学の留学生向け案内をご参考になさってください。

シンガポール等他の国では14歳未満の子どもでも申請できるようだが、日本人は子どもは申請できないのか?

日本国籍の場合、14歳未満のお子様は申請できません。親御さんと一緒の申請でも不可です。グローバルエントリープログラムは国ごとに内容が異なります。

申請からどのくらいで許可となるのか?

オンライン申請完了後、PASS IDが付与されます。そのIDを付記の上、日本の出入国管理局に戸籍謄本を送付します。戸籍謄本が受領されてから、審査が開始されますが、11月末の再開後、約2週間弱で仮承認となっております。その後、米国の空港等で面接を受ければ、基本的には即時許可となります。

米国の空港であれば、どこでも面接は受けられるのか?

特定の空港のみで面接を受けることができます。日本からのフライトが到着する空港では大抵面接が受けられます。

面接は予約必須か?

面接は日中到着のフライトであれば、ウォークインで面接を受けられます。またはグローバルエントリーセンターで予約を取っておき、面接を受けることも可能です。

不承認となることもある?

申請ですから、全件許可になるわけではありません。申請書類や面接での審査があります。

仮承認が出なかった場合にはどうすれば良いのか?

申請が不承認となった場合には、再度申請を試みる、グローバルエントリー申請アカウントよりreconsideration requestsを行う、DHS TRIP(Department of Homeland Security Traveler Redress Inquiry Program)の申請を行う等の方法が考えられます。

どのような場合に仮承認が出ないのか?

グローバルエントリー申請書の内容から鑑みますと、逮捕歴(不起訴の場合であっても)、米国でのオーバースティ歴、何らかの移民国籍法違反等がある場合には、承認を得ることは難しいと考えられます。

グローバルエントリーがあれば、ESTAは不要なのか?

グローバルエントリーはビザではありません。ESTAの代わりとなるものでもありません。あくまで入国審査手続きの迅速化を促すプログラムです。したがって、グローバルエントリーが承認されていたとしても、有効なビザあるいはESTAがなければ、渡米できません。

いかがでしたでしょうか。グローバルエントリーの申請を迷われている方の一助となれば、幸いです。

IMSではグローバルエントリー申請のご相談も随時承っております。いつでもお気軽にご連絡ください。

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