こんにちは、行政書士法人IMSの桑原です。
東京はようやく緊急自粛宣言が明けましたが、マスクをして外を歩くと暑くてグッタリ疲れますね。厚労省と環境省は、人との距離を保てればマスクはしなくてよいと呼びかけてくれていますが、東京でそんな状況になることはなかなかなく、どこに行っても当分マスクは着用必須のようです。熱中症には一段と気を付けないといけない年になりそうですね。
ところで、海外からの入国制限はいまだ解除されておらず、出入国在留管理局は在留資格更新の時期や受取方法などイレギュラーな対応を次々と出しています。しかし、在留外国人の方々には浸透していないようで、東京入管は未だ混雑しています。そんな中、少し時間ができたからか、永住許可申請をしようと思われた方々から多くご相談をいただいています。永住許可申請の審査期間は10か月前後となっていましたが、現在の混雑状況により審査期間が1年前後となる場合もありますので、申請はまだ先でもいいかなと思っていらっしゃる方は、少し自由な時間が取れるこの機会に行われてみてはいかがでしょうか。
さて、ジョンくんも永住許可申請をしようとしている一人です。無事申請まで行えるのでしょうか。前回のジョンはこちら。
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「ミキちゃん、ちょっとー」
ジョンくんは困った顔でリビングのパソコンを見つめながらミキちゃんを呼びました。
「何?」
「これさ、、何が書いてあるの?」
ジョンくんが指さした先は、出入国在留管理局の永住許可申請の必要書類が載っているページでした。
「どれどれ?・・・・・うわ、目がチカチカする。・・・いやだ、もう読みたくない!(*1)」
ミキちゃんはすぐに読むのを諦めました。
「ミキちゃんがそうなら、僕なんてもっとだよ。何が必要なんだ、永住許可申請には。」
ジョンくんは更に困った顔で頭を掻きまわしました。
「やっぱりIMSに相談してみる?」
ジョンくんとミキちゃんは、永住許可申請をしようとなった時点で、IMSに相談する前に自分たちでできないかとりあえずやってみようという結論を出していました。
「そうね、でもまずは入管に聞いてみようよ。どこに電話番号が書いてるのかなぁ。。。これかな?永住許可審査部門?」
【プルルルル。「こちらは、入国管理局です。ただいま電話が大変込み合っており・・・」】
「だめね、繋がらないわ。(*2)」
「僕もう少しだけ頑張ってみるよ。」
ジョンくんは冷静さを取り戻し、一つ一つ文字を追っていくことにしました。
「ハー!何となく解読できたと思う!ただ、未だに何言ってるのか分からないところもあるけど・・・」
ミキちゃんは、ジョンくんから渡された必要な書類が書き出された紙を見ると、少し憂鬱な気持ちになった。
「日本人の配偶者の在留資格取る時も面倒だったけど、永住許可って更に提出書類が多いんだね。。」
「うん、まあグリーンカードだから仕方ないよね。でも、これも合ってるか自信ないな。。」
二人は顔を見合わせました。
「IMSにお願いしようか。」
後日、2人はIMSに電話で粗方の状況を伝えて契約まで済ませた後、ショーンを連れて西新橋にあるIMSの事務所を訪問していました。
「こんにちは。お久しぶりですね。永住許可申請のご依頼をいただき誠にありがとうございます。」
「書類の数がものすごく多くてよく分かりませんでした。」
「大丈夫ですよ、私どもはお客様のご状況に合った必要書類をリストにします。内容も分からなければ丁寧にご説明します。」
「(ホッ、やっぱり来てよかったな。)」
「ジョン様の永住許可申請に必要な書類はこちらです。」
リストは、入管のホームページにあるものより、グッと少なく見やすかった。
「これだけでいいんですか?何だか入管にあった書類の数と違うような。。。」
不安になったミキちゃんは驚きを隠さず声に出しました。
「入管のホームページには、全ての人を対象とした必要書類が掲載されています。ただ、人によっては不要な書類もありますので、こちらで精査しています。」
「なるほどー、、後、この理由書っていうのは何ですか?」
「こちらは、なぜ日本に住むのか、というのを説明するものです。あってもなくてもいいのですが、念のためジョン様の理由を、弊社のフォーマットにある質問に回答していただく形でお知らせいただければ幸いです。」
(日本に住む理由かぁ。。言われてみれば沢山あるなぁ。)
(ジョンくん、色々思い出し始めたようです。つづく)
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*1:こちらが出入国在留管理局の永住許可申請の概要が載っているページです。http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-4.html
この中の必要書類が、その人の状況によって更に区分けされています。
*2:東京入管に電話しても繋がらなかったり、求める回答をしてくれないこともあります。行政書士法人IMSでは、毎週入管に出向き最新の情報収集に努めていますので、最新の情報を基に在留資格の諸申請をすることが可能です。また、申請代行をご依頼いただいた場合には、審査状況も随時行っていますので、お客様は入管に出向くことなく状況をご確認いただけます。