こんにちは、行政書士法人IMSの桑原です。

東京は5月7日時点で新型コロナウィルスの感染者数は23人となっています。ただ、相談のためのコールセンターへの連絡はまだ2,000件近くあり (東京都のコロナウィルス特設ページより) 、体調に不安を持っている人の数は依然多いのかと推測します。本当は、感染率が分かればいいのですが、検査結果が出るのに時間がかかるので、検査件数とその結果から感染率を出して集計するまでは、現行のシステムでは時間と手間が非常にかかるため、そこまで人と手が回っていないのでしょうね。個人的には、毎日更新される感染者数の数字を以て自粛の効果が出ていると安堵したり、改めて気を引き締めたりしています。

今回を機に在宅勤務を導入した企業も多くなったという数字をニュースで見ました。先進国の中ではIT部分で後れを取っていた日本の各省庁も、これを機に一気にインターネット環境や管理システムなどの見直しを本気で図っていくでしょう。これに多くの日本企業も倣って、どこでも働ける実力主義の世の中になっていくのではないかと予想します。そんな勝手な予想の世界が今回の「ジョンが行く」の舞台です。前回のジョンはこちら

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「ジョン、ごめんね、ショーンのオムツお願いできる?」

ミキちゃんは昨晩徹夜で仕上げたプレゼン資料を、ボサボサの髪でコーヒーを飲みながら読んでいました。

「いいよ、結局昨日寝室にも来なかったね。今日は何時からミーティング?」

「これ、本当に大事な案件だからね。ミーティングは30分後。今最終チェックなの。」

「オーケー、僕は今日は休みだからショーンのことは見るよ。気にせず集中して。」

「ありがとう、とても助かる。」

ジョンくんとミキちゃんは、あの後順調に愛を育み、結婚したのでした。その後日本に留まるか、ジョンくんの故郷の米国に行くかを悩んだ末、日本で暮らすことに決めたのでした。

「このプレゼンが出来上がれば、今日はもう上がれるから、少しの間だけ協力よろしくね。」

ミキちゃんはそう言って2人の書斎に入っていくのでした。

「うわあ、沢山してるなー。そりゃ気持ち悪いよね、ごめんごめん。」

ジョンくんは生まれたばかりのショーンのおむつを取り替えながら、しみじみとこの数年の移り変わりを思い出しました。

(それにしても、たった数年で世界は変わるもんなんだなぁ。歴史って劇的に変わることがあるけど、あれがその時期だったんだなあ。。ショーンが歴史を勉強するころには、「大変な時期」としてサラッと説明されるだけなのかもしれないな。)

新型コロナウィルスが発生し、その後収束するまでの数年は本当に様々なことが変わった。

株式会社NYKNは完全在宅勤務に移行し、社員数もオフィス規模も縮小した。でも売上はなぜか減少せず、ある時期からは増加に転じた。海外の人員の採用も積極的に行い、本当に会うことが必要な時だけ出張で行き来をした。

 海外に居住している社員への給与支払や福利厚生などについては、人事総務や経理部が法改正についていけず(*1)未だ悲鳴を上げている。

 人々の買い物はネットショッピングが主流となり、どこでも買い物をしてもらえるからと、地方へ移り住む売り手も増えた。

(でも、まだ過渡期だよな。これからまだまだどんどん変わる。変わってほしくない部分も容赦なく変わっていくのかな。僕が日本に初めてやって来た時の状況はもう遠い過去のように感じる。寂しいな。生身の人との触れ合いが恋しいよ。)

ジョンくんが浸っていると、ミキちゃんが書斎から戻ってきた。

「あーーー疲れた!でもやっと終わったわ。今日はこれから家族の時間。あれ、どうしたの?また浸ってたの?」

「お疲れ。今日は天気もいいし、散歩でも行く?」

ここ最近、マスクをしている人をほとんど見かけなくなった。ジョンくんは新鮮な空気が吸えて、心からホッとしていた。

「ねえ、そういえば、私たちそろそろ結婚4年目になるのよ。この間「日本人の配偶者等」も3年の許可が出たし、永住権、どうする?(*2)」

「あ、そうだね。僕も忘れてた。いや、取りたいよ。日本にはずっと住むつもりだからね。」

「じゃあ何か大変そうだからIMSにお願いしようよ。私たち働く時間がまとまってないから集中できないじゃない?」

「そうだね、じゃあ連絡してみる。」

(ジョンくん、やっと永住権申請ですね!。。。つづく)

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*1:フィクションですから架空のお話ですよ。

*2:日本人と結婚している外国籍の方は、在留資格「日本人の配偶者等」に変更することが可能です。「日本人の配偶者等」の在留資格をお持ちの方は、在留期間が3年以上許可されていて、婚姻関係が3年以上続いている場合、その方が1年以上間断なく日本に居住していれば、永住許可申請をすることが可能です。