こんにちは。行政書士法人IMSの松井です。
とんでもなく暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日は都心でも雷雨があり、日本も東南アジアのような気候になってきました。ニュースでも近い将来、四季がなくなり、夏と冬の二季になってしまうのではないかと報道していました。この先の気候変動が恐ろしいですが、とりあえず、この暑い夏は様々な対策を施して、熱中症にならないよう乗り切りたいと思います。
さて、弊社は日本、米国、ベトナムのビザを取り扱うビザ専門の行政書士法人ですが、たまたま英国の学生ビザ申請のサポートを行う機会があったので、本日は米国と英国の学生ビザの違いについて、ご紹介させていただきます。
米国と英国の学生ビザの違い
米国(アメリカ) | 英国(イギリス) | |
申請書の作成方法 | オンライン(申告内容非常に多い) https://ceac.state.gov/genniv/ | オンライン(申告内容少ない) https://www.gov.uk/student-visa |
必要書類 | 多い ※米国大使館ウェブサイトの記載を参考に準備 | 日本人は極端に少ない(パスポートのみの場合もあり) ※オンライン申請が完了すると、個別に指示される。 |
学校からの書類 | I-20 | CAS (Confirmation of Acceptance for Studies) |
書類の提出方法 | 面接時に持参 ※郵送申請の場合は、書類を郵送 | オンライン上で指示された書類をアップロード ※有料アップロードサービスあり |
ビザの名称 | F visa(大学、大学院、語学学校への留学の場合) | Student Visa (ビザ上は “Entry Clearance” と記載される。) |
申請場所 | 米国大使館・領事館 (東京、大阪、札幌、福岡、那覇) ※福岡での申請は一時停止中 | VFS.GLOBALビザ申請センター(東京、大阪にあり) |
面接の有無 | 基本的には「あり」 ※面接時に指紋10指採取される。 ※郵送申請の条件に該当すれば面接面免除 | なし(写真撮影・指紋10指の採取のみ) |
ビザ申請料 | $185 ※支払い時の大使館公示為替レートが適用され、円建て払い | 1年以上の学生ビザの場合:£363 ※オンライン上で申請を進めると円建てで表示される。 |
ビザ申請料以外の支払い | SEVIS費用:$350 ※SEVISとは、米国の学生・交流訪問者情報システムのこと。Fビザ申請者はビザ面接前にオンラインで支払いを済ませておく必要あり。 | IHS(Immigration Healthcare Surcharge) £470/年 ※6か月以上滞在する場合には、ビザ申請時に支払わなくてはならない。国営医療サービス(NHS)を利用するために支払う費用。加入者は無料で医師の診察を受けることができる。 |
パスポート返送料 (オプション費用) | 3,410円 (レターパック代込み) | 1,700円 (レターパック代込み) |
ビザの有効期間 | 日本人の場合、通常5年 | 90日(ビザの有効期間内に入国の必要あり) |
ビザ発給までの期間 | 申請(面接)から1週間ほど | 申請から1週間ほど |
滞在証明 | ビザ、I-20、入国許可(I-94)でもって適法な滞在を証明 | 6か月以上滞在する場合は、入国後10日以内にビザ申請時に指定した郵便局(大学等が指定できる場合もあり)にて、BRP(Biometric Residence Permit)を要受領 |
こうして違いを並べてみると、似てるようで結構違いがありますね。アメリカビザとイギリスビザ、学生ビザはどちらが難しいか?と言えば、断然アメリカビザのほうが難しいでしょう。アメリカの場合、やはり、申請書の情報量の多さと面接がネックとなります。また、審査の厳しさもアメリカビザのほうが上でしょう。イギリスビザはご自身で申請できた!という方でも、アメリカビザの申請は初めてだと戸惑うことが予想されます。申請書への回答にも悩む箇所があると思います。
新型コロナの流行が落ち着き、この夏から留学されるという方も多いでしょう。短期留学等一部の場合を除いて、ほとんどの留学に、ビザは必須です。ビザの申請準備には思いのほか、時間が掛かるものです。事前に十分な準備の上、お早めに申請しましょう。アメリカの学生ビザのサポートをご希望の場合には、ぜひIMSまでご連絡ください。語学学校への留学~大学院への留学までサポートいたします。