こんにちは。行政書士法人IMSの松井です。
アメリカビザを得るためには、外交、公用等のごく一部の例外を除いて、基本的には必ず領事面接を受けなければなりません。コロナ禍において、郵送申請が拡大されたため、多くの非移民ビザの更新申請等は郵送申請でも可とされていましたが、コロナが落ち着き、第二次トランプ政権となり、郵送申請の範囲は非常に限定されたほか、これまで面接免除だった乳幼児についても面接必須となりました。
「面接」となりますと皆様不安に思われるようで、面接に関する質問を多く頂戴するほか、面接時に通訳として同行してほしいと言われることもあります。米国大使館・領事館は非常にセキュリティが厳しいところで、基本的には申請者以外は入館することができませんので、私たちが面接に同行することはできません。面接を行う領事はもちろんアメリカ人です。英語が苦手な場合、どうすれば良いかという質問を多く頂戴しますので、本日はこの点についてお伝えしてまいります。
ビザ面接では何を聞かれる?
基本的には、渡米目的や滞在日数、申請理由といった渡米時の入国審査で聞かれるような質問と考えてください。ビザの種類によっては、これら基本事項に加えて、現在の仕事や家族構成等を聞かれることもあります。特に問題ないケースでは長々と説明しなければならない質問はないでしょう。面接といっても、一対一で着席して、領事とじっくりお話するわけではありません。領事はカウンターの向こう側に座っていらっしゃいますが、申請者側は立ったまま、アクリル板越しに数分程度お話するといったイメージです。ですから、それほど驚くような質問は通常ありません。
英語で話さないとビザは許可されない?
英語ができないとビザが取得できないのではないか?と思われる方多いようですが、そんなことはありません。領事は外交官ですので、日本に赴任されるにあったって、必ず日本語の勉強をなさっていらっしゃいます。私たちが英語を学ぶのに苦労しているように米国人である領事が日本語を学ぶことは容易ではないはずです。なぜなら、英語と日本語は言語的な距離がとても遠いためです。ですから、相当な時間数、日本語を学ぶために割いていらっしゃるはずで、ある程度日本に長く滞在されている領事はとても日本語が流暢で、そういった領事にあたれば、日本語で面接が済んでしまうこともあります。しっかりと準備なさって面接に臨まれる方にとっては拍子抜けしてしまうこともあるくらいです。また、質問は理解できると思うが、上手く回答できるか分からないという方もいらっしゃいますが、英語のテストではないので、文法的に誤りがあってはダメ、発音が変だとダメというようなことはありません。領事も日本人のアクセントには慣れています。多少誤りがあっても理解していただけると思いますので、きちんと伝えることを心がけましょう。
英語力が必要なビザもある
非移民ビザの中には、英語力が必要なビザと特に英語力は求められないビザがあります。
英語力が求められる代表的なビザは、Jビザ(インターン、企業研修等)およびFビザ(英語力が必要とされるプログラムへの参加の場合)です。Jビザは交流訪問向けのビザ、Fビザは留学ビザですから、目的を達成するためには一定の英語力が求められるわけで、提出された書類に嘘がないかどうか領事自らが英語で問いかけることで、確認することができます。これらのビザ申請の場合には、日本が堪能な領事であったとしてもあえて英語で質問される可能性が高いので、注意が必要です。
一方、その他のBビザやEビザやLビザといった就労ビザに英語力の要件はありません。むしろ、日本語でも構わないので、きちんと領事とコミュニケーションを取れること、申請の内容をご自身でしっかり理解していることのほうがずっと重要です。
少しは面接のイメージが掴めたでしょうか。英語が流暢でなくとも何とかなることが多いとはいえ、アメリカビザは面接での失言で容易に却下になり得ます。一度却下になってしまうと、再度申請したとしても、リベンジは難しくなってしまいます。少しでもご不安がおありの方はぜひIMSにご相談ください。
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