こんにちは、行政書士法人IMSの桑原です。

雪が降るのかという寒い日や、そろそろ桜か?という暖かい日が交互に来る奇妙な気候が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?弊社社員は皆元気に日々業務を行っています。

弊社には様々な国籍の人員がおり、海外経験がある者も多いので、色々な文化を知っては感心し学ぶことも多い毎日です。皆様の会社でも外国籍の方を見かける機会が増えているのではないでしょうか。単一民族の日本人は同じような環境で育つことが多く、「分かるだろう」精神が根底にあるかもしれませんが、違う環境で育ってきた人々は、様々な価値観や思考法があるので、伝えなければ伝わらない場面に多く遭遇します。最近は文化が多様化してきたので、日本人の間でも同じようなケースもあると思います。察することが日本の美徳とされてきましたが、柔軟な対応が求められる時代となりました。

と、長々と考えを伝えた割には、今回のジョンは全く関係ない米国ビザのお話です。前回のジョンはこちら

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「あー、もうどうしよう」

珍しく、廊下まで株式会社NYKNの人事前田さんの声が聞こえてきました。

ジョンくんは気になり、部屋に入ってパーテションの上から前田さんをのぞき込みました。

「前田さん、今度はどうしたんですか?」

「あー、ジョンくん元気?実は今度うちの米国支社に派遣する人を雇ったんだけど、顧問契約している移民弁護士に聞いたら、いつも使ってるLビザが使えないって言うのよ。」

うわ、またビザの話だ。ジョンくんは、話しかけたことを後悔しました。

「日本人社員を米国支社に派遣するんですか?日本人はESTAでアメリカに行けるんじゃないんですか?」

「うん、そうなの、でも、向こうに住んで働くってなると、就労ビザを取らなくちゃいけないの。その中でもうちはLっていうビザで派遣していてね。でも、今回派遣する人は、米国支社の経理関係のマネジメント業務をしに行ってもらう必要があって、そんな人うちにいないから外部から採ったのよ」

「ヘッドハンドして?」

「そうそう、でも、その人はまだ日本法人で雇用されて日が浅いからLは使えないんだって。(*1)もうどうしよう、頑張っても半年しか時間が稼げないわ。困っちゃった。」

「ふーん、・・・前田さんがいつも言ってるIMSに聞いてみたらどうですか?」

「ハッそうだった。あそこが日米のビザを扱ってるのは知ってたけど、うちはLしか使わないから長年お世話になってる移民弁護士にしか相談してなかったわ。(*2)ジョンくんありがとう相談してみるね。」

(ホッ、解決したようでよかった)

ジョンくんは、前田さんに話しかける前に考えていた、もうすぐ米国から帰ってくるミキちゃんのことを思い出して足取り軽くエレベータに向かいました。

(人事って大変。。。 つづく)

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*1:米国に支社や駐在所をお持ちの日本法人の方が、企業内転勤という形で社員を派遣する場合、Lビザを使う方が大半だと思います。しかし、このLビザの取得条件として、派遣される社員が、派遣元の日本法人で、申請前3年の内最低1年継続して勤務をしていなければ、Lビザの申請要件に該当しません。

*2:米国の移民弁護士と長年顧問契約をしている企業様からお問い合わせをいただくことも多いのですが、お話を聞いていると、米国移民弁護士は米国外のビザの事情にあまり詳しくない方が多い印象を受けます。もし米国ビザでお悩みの場合は、セカンドオピニオンとして、日米両方のビザに関する知識を持つ弊社にご相談いただくのも一つの方法かと思います。

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